(一社)広域狩猟連合の概要
一般社団法人広域狩猟連合とは、狩猟者のための公益団体です。本会は愛知県を中心とした東海地方のハンターが所属しています。ただし、希望者であれば当該地域以外の県内外からも入会できます。大日本猟友会と愛知県猟友会には所属していない独立した組織です。
本会は、野生鳥獣の生息環境をはじめ自然環境全体に強い関心を持ち、これを基本理念とし「野生鳥獣の保護」「有害鳥獣の駆除」「狩猟の適正化」及び「若手猟師の育成」を事業の基本施策にしています。
設立目的
狩猟道徳の向上、野生鳥獣の保護、有害鳥獣駆除、狩猟の適正化及び若手猟師の育成を図り、もって狩猟の健全な発達と生活環境の改善に資すること。
主な事業内容
①野生鳥獣の保護増殖事業
本会は絶滅の危険性が生じているクマ類や渡来数の少ないカモ類について、狩猟による捕獲の自主規制を行っています。
②狩猟事故・違反防止対策事業
本会では総会決議に基づき、会をあげての狩猟事故・違反の根絶を 目指して取り組んでいます。特に、毎年の猟期前の射撃練習の実施及び事故・違反防止講習の受講の徹底と目立つ色彩の猟装の着用の徹底を図る等、もろもろの対策を講じています。また、狩猟事故・違反防止を担当する指導員の委嘱と養成を行うとともに、安全狩猟射撃大会 の開催を通じて、安全狩猟のより一層の普及を推進しています。
③有害鳥獣駆除応援隊
本会では、平成27年4月より有害鳥獣駆除応援隊を結成しております。
人手不足で有害鳥獣駆除の成果が上がらず被害に困っている地域に出かけ駆除活動の応援をすることを目的として結成されたものです。
④若手猟師の育成
本会では、狩猟に興味を持った方に狩猟・猟犬の訓練等を体験できるツアーを企画しています。
また、狩猟免許を取得し狩猟登録したものの、実戦の第一歩が踏み出せない方のために、経験者が付き添いながら実際の狩猟(銃猟・わな猟)が経験できる「狩猟勉強会」を実施しています。
⑤豚コレラの拡散防止
本会では、地域の産業を守るため有害鳥獣駆除の調整や、狩猟の制限を行います。
農水省の新聞発表にもあったように、埼玉県の感染イノシシの居ない地域でも豚コレラが発生しています。虫も入れない施設でも感染するという事は、人もしくは車等が媒介している可能性があり、養豚施設で消毒を徹底していても発症しています。
狩猟者はイノシシに最も近づく存在であり、猟犬はイノシシと同じ獣道を追跡して捕獲もしくは追い出しをします。この様な状況の中で陽性地域で狩猟して陰性地域に帰宅するのは危険かと思います。広域狩猟連合の会員の皆さんは常識のある行動をとると共に、狩猟の時には地域の野山、畑、田んぼ等を自由に利用させていただいて居るお礼として地域貢献をしたいと思いますのでご協力をお願いします。